「営業職に挑戦してみたい」「現職に限界を感じて、営業の門を叩いてみたい」――そう考える方が増えています。一方で、営業未経験の転職は『なんとなく難しそう』という印象を持たれがちです。本記事では、営業未経験者が現実的に挑戦しやすい業界、年代別の入りやすさ、選考で評価される素養、よくある失敗パターンを整理しました。営業に挑戦するか迷っている方の判断材料として、ご活用ください。

1. 営業未経験者の転職市場の現状

厚生労働省「一般職業紹介状況」では、職業別の有効求人倍率が定期的に公表されており、営業職は近年も高めの水準で推移している分類の一つです。営業職の求人数自体は十分に多く、未経験者向けポジションも一定数存在します。

ただし「未経験OK」の求人にもいくつかの種類があり、完全未経験を歓迎するもの/業界未経験で営業経験は問うもの/第二新卒層に限るもの/研修制度が手厚く長期育成前提のものなどに分かれます。応募前に求人票の文言を丁寧に読み、自分が想定するポジションと一致するかを確認することが重要です。

2. 受かりやすい業界・受かりにくい業界

未経験から営業に挑戦する場合、業界選びが選考通過率を大きく左右します。一般的な傾向として、次のような分類で考えると判断しやすくなります。

受かりやすい業界の特徴

受かりにくい業界の特徴

3. 年代別の入りやすさと戦略

20代(第二新卒~若手層)

営業未経験で最も選択肢が広い年代です。職務経験そのものよりも、商材適性、コミュニケーション能力、学習意欲が重視されます。新卒入社からの3〜5年で別職種から営業に転身したい場合は、業界・商材を絞り込まず、まずは「営業の型」を学べる組織を選ぶのが現実的です。

30代

業務経験が一定積み上がっている年代のため、「未経験」というラベルを外して、前職の業界知識を活かせる営業を選ぶことで採用確度が上がります。たとえば製造業の生産管理出身者が製造業向けSaaS営業に進む、医療事務経験者が医療機器メーカー営業に進む、というように、業界内転身として位置付けるのが有効です。

40代以降

純粋な未経験営業は選択肢が狭まりますが、特定業界での長い経験、マネジメント経験、外部ネットワークなど、応募先企業が「即戦力として欲しい資産」を持っている場合は十分にチャンスがあります。営業職としてではなく、コンサルタント・営業企画・パートナーアライアンスなど、隣接ポジションも視野に入れることをおすすめします。

4. 未経験営業で評価される5つの素養

5. よくある失敗パターン

6. ホキラオンエージェントの視点

ホキラオンエージェントでは、営業未経験の方の面談で「前職経験を営業に翻訳する作業」を最も大切にしています。たとえば「店舗で接客をしていた」という経験は、応募業界によって「対面コミュニケーション力」「クレーム対応力」「商品知識を伝える説明力」など、異なる言葉に翻訳できます。

また、ホキラオンが扱うオーナー経営の中堅・中小企業の営業ポジションは、大手のような体系的研修は少ない反面、経営者と直接話せる距離感や、若いうちから幅広い役割を任される環境が魅力です。研修の手厚さを取るか、裁量を取るかは、ご自身の優先順位で選んでいただくことをおすすめします。

参考にした主な公的データ・出典

※ 本記事の年収レンジ・市場価値・業界動向に関する記述は、上記公的統計と編集部の取材・実務知見に基づく参考値です。記載時点(2026年4月時点)の観測値であり、個別の選考結果や年収・処遇を保証するものではありません。最新の数値・条件は政府統計および求人情報をご確認ください。

本記事は実務視点の参考情報であり、具体的なキャリア相談は無料キャリア相談をご利用ください。

監修:杉本 晶也(ホキラオン株式会社 代表取締役 / ホキラオンエージェント編集長)